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早期教育に対する考え
「早期教育」とは、その名のとおり一般的な学習時期よりも早い時期に教育を行うことです。
基本的には子供が自ら望んでやるのではなく、
親が率先して行うものだといえます。
「英語」「音楽」教育などは、その代表例です。
一時期、「教育は早ければ早いほどよい」とされていた時代がありました。
「英会話」や「音楽」は音感を育てるためには、早ければ早いほどいいと・・・。
確かに、音に敏感な幼児期にこれらに接することに
効果がとてもあることは明らかです。
一流のピアニストのほとんどが、幼い頃からピアノレッスンをうけ、
美しく他の言語を話す人のほとんどが、
幼い頃から多言語に接しています。
しかし、一方で、
その弊害が近年叫ばれています。
十分な認識力や判断力などが育つ以前に、
親によって、
概念的な認識の獲得がなされようとしているため、
心の成長の妨げとなっている
というのが
その大きな理由です。
本来、子供は義務教育が始まるまでは、
親のもとで、
のびのびと自然に触れながら育ててやり、
豊かな心と想像力を養うことが大切です。
そうするうちに、親と子の信頼関係が深まり、
その後に続く子育ての基礎となるのです。
おそらく「早期教育」が
子供の心にあまり良い影響を与えないということは、
親は本能的にわかっていると思います。
わかっていながら、
現在の状況・環境がそれを許さず、
つい頼ってしまう。
子供が将来、落ちこぼれてしまう不安や、
将来にかける期待から、
駆り立てられてしまうのが現状ではないでしょうか。
でも、そんな時代だからこそ、
同時に、心も一緒に、
上手に育ててやればいいのだと私は思います。
まずは親子のふれあいを第一にして、
その付属の要素として上手に取り入れれば、
親の心も子供の心も満たされるのではないでしょうか。